着てみらんと わからん わからん

福岡の方ならわかりますか?「食べんと わからん わからん」(福さ屋のCM)
今回のブログは「着てみらんと わからん わからん」です

衣類の整理は「着た」「着ていない」と事実でわける

先日、自分のクローゼットの整理を4年ぶりに本気でやってみたら改めて発見がありました。衣類の整理は、「いる・いらない」ではなく、「着た・着ていない」と事実で分けるのが基本。着ていない衣類は、おそらく、買ったけどあまり好みではなかった、実はもうサイズが合わないといった理由があるはずなので、手放す対象になります。でも、着る機会がなかった…買ったことを忘れていたなど、「今年こそは着る!」と敗者復活をして、残すこともあります。

私も4年ほど前に、本気で整理をして、着る服を厳選して、それからは、季節の変わり目や新しい服を買った時に、見直したり手放したりしていました。でも、先日、箪笥の防虫シートも敷きなおしたかったので、本気でもう一回整理してみるか…と思ってやってみました。

そしたら、なんとこんなに「いらない服」が出てきたのです!!!整理収納のプロとして恥ずかしい。

なぜこうなったのか?原因は…
まだはいると思い込んで、「着たい」と残していた服が、ことごとく入らなくなっていたのです。恐る恐る着てみたら…「はいらーーん」「みじかーーい」「にあわーーん」と…自分がこの数年で体形がかわっていたことを忘れておりました。片づけのサポートの時には「悩む服は着てみよう!」と言っているくせに、自分はやっていなかった。正しくいうと、数年間やっていなかったのです。ちょっと体形かわったとか、ライフスタイルが変わったタイミングで、ぜひ本気の整理をやってみることが大事だと、改めて感じました。時々見直しが必要です。

我が家のクローゼットをご紹介

我が家は夫婦ふたり暮らし。寝室にあるウォークインクローゼットに夫婦2人分のオールシーズンの衣類を収納。クローゼット内でちょこっと場所移動をする程度で衣替えが完了する仕組みをつくっています。

職業柄、「ミニマリストですか?」と勘違いされるのですが、そんなわけはありません…結構、量を持っています。でも、自分が管理できる量だけを所有し、衣替えもほぼしなくていい量にしていて「ここに入るだけ」なので、ストレスはありません。少ない方が幸せなのか、たくさんある方が幸せなのか…それは人それぞれ。管理できる量を自分で決めることが大事なのです。

ちょっと余談ですが、我が家には婚礼ダンスがあります。26年前の結婚時に親が持たせてくれた箪笥。マンション購入時に、婚礼ダンスがおさまるように設計変更をし、和ダンスはクローゼット近くに、洋服ダンスはクローゼット内におさまるようにしました。桐の箪笥は、透湿性が高く、通気性も優れているため衣類に優しい箪笥。婚礼ダンスは場所をとるので、好まない方もいらっしゃいますが、私は、着物やスーツ等は桐の箪笥に保管したいので、ずっと持ち続けるのではと思っています。

先日、下着の引き出しのシートを敷きなおそうと、全部出したのですが、この仕切りの美しさに見とれてしまいました。プラスチックや不織布の仕切りと違い、しっかりしていて安定感がある職人技。そして何より、26年たっても綺麗な状態に保てていることを確認できました。

皆さんも時々は、お掃除がてら全部だしてみて、本気の整理をしてみてくださいね。着ていない服は、着てみることで、手放す決断ができるはずです。

福岡のお片づけプランナー 米倉薫

「片付かない…」「片付けられない…」お片付けのプロがそのお悩みを解決します!
◆自宅に来て欲しい方→ 整理収納サポート
◆しっかり学びたい方→ 整理収納セミナー