『ゆずります 私スッキリ “友”苦痛』喜ばれない譲り方
お子さんのいらっしゃる家庭では衣替えは半年に一度の大仕事。来年も着られそうな服を残して次のシーズンの服に入れ替える。そんな時にありがたいのが、友人や親類からゆずってもらった ”おさがり服” 毎シーズンいちから買うとなると大変だから「助かる」という声があるのも事実。でも…
子ども服を譲ることはいいことだけど、合意を得てからにしましょう
お子さんのサイズアウトした服はどうしていますか?
ワンシーズンしか着られず、すぐにサイズアウトしてしまうことも多いですよね。数回しか着ていないから状態もいいとなると、捨てるのはもったいない…。誰かもらってくれる人はいないかな~と、譲り先を探す人が多いと思います。
でも、譲るという行為は、時にはありがた迷惑。
ただ単に自分の元から手放したい、捨てるという罪悪感を消すために”譲る”という選択をする場合は、ちょっと待った!です。
「いらなかったら捨てていいからね」と言うから大丈夫・・・
もらった相手は、捨ててと言われても、それは悪いし…でも趣味じゃないし…実はたくさんあるし…とどうしたらいいか困っているかもしれません。
親しい友人であったとしても、状態がいいものを厳選し、必要としているかどうかを確認してから譲ってくださいね。
整理収納アドバイザーが見かけるよくある話「おさがりあるある」
先日、3人のお子さんの服を整理したお客様。複数の友人から、服を譲られるそうです。もらった袋や箱のまま放置してあった子ども服を全部集めて整理をしました。
「お子さんに着せたいものだけ選ぶ」「もらった相手のことは考えない」と整理したところ、なんと、45リットルのゴミ袋が15袋も不用な服だったのです。
もらわない勇気も必要です。「うちは100㎝はいっぱいあるから別の人にあげて」「次の冬は100㎝は入らなくなりそう」と言って、とりあえずもらうことをやめる。そのためにも、サイズごと、季節別(秋冬or春夏)にわけてパッとみてわかるよう保管をしておきましょう。
整理してみると、100㎝のズボンが30本あったというのもよくある話。
先日実際あった話だと、お兄ちゃんからのおさがりとお友だちからのおさがりで、冬ズボンが30本ありました。しかもその男の子は制服のある幼稚園。4ヶ月間の休日にすべてのズボンをはくように頑張っても、1本あたり1回しか履くチャンスがない計算に…使い捨て状態です。
それこそもったいない!
ちゃんと履ける分だけいただく。もらわないという選択も必要です。